発ガン性の問題
韓国・ソウル市は2024年6月11日から7月11日までの1ヶ月間、「シーイン(SHEIN)」、「ティームー(Temu)」、「アリエクスプレス(Ali Express)」などの海外直輸入商品に対する安全性検査を実施しました。
衣類や化粧品など、計330件の商品を検査した結果、そのうち20件から基準値を上回る有害物質が検出されました。
具体的には、女性用下着1件から膀胱がんの発生リスクを高める発がん性物質が、化粧品8件から皮膚感染症を引き起こす有害物質が確認されました。特に、シーインで販売されている女性用下着からは、韓国の基準値の2.9倍を超える発がん性物質が検出されました。
労働環境問題
シーインについては、2021年からその工場の劣悪な労働環境が問題視されています。報道によると、従業員は長時間労働を強いられ、低賃金で働いている状況が続いています。実際、SHEINの不買運動も一部で起きています。
最新の調査では、SHEINで販売される衣服を製造する労働者が、1着につきわずか4セント(約6円)しか得ていないことが明らかになりました。これらの労働者は、しばしば1日18時間働き、月に1日のみの休みしかないという状況です。また、仕事後に時間がないため、昼休みに洗髪する労働者もいると報告されています。