Mr.Thanks
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「今年の年初、例年のような衣料品セールを見かけないことに気づいたかもしれない。セールの頻度が減少し、その背景にはいくつかの要因がある。まず、セールによる売上が減少していることが挙げられる。松屋銀座や高島屋などの大手も、セールを控え、正価での販売にシフトしている。

アパレル業界では、売上よりも粗利益を重視する傾向が強まり、在庫管理や生産戦略の見直しが進んでいる。セールによって値下げするのではなく、適切な量を生産し、正価で販売する方法に転換している企業も多い。これにより、無駄な在庫や廃棄を減らし、持続可能な販売方法を模索している。

By Mr.Thanks

大手アパレルメーカーで30年間勤務し、国内では営業・商品企画・事業企画・他社とのコラボレーションを推進する部門、そして約14年間で海外にて2カ国の法人社長を経験。その後、経営コンサルティング会社に転職し、アパレル以外のビジネスの知見を深め、現在は、コンサルティング会社を起業し、本業に加えファッション系の専門学校で教示している。アパレル業界を目指す全ての方々に実践的なノウハウを伝授したいと思っています。