Mr.Thanks
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世界のアパレルメーカーと日本のアパレルメーカーの違いは、主に規模と戦略に現れます。世界の大手アパレルメーカー、例えばエルヴィーエムエイチやナイキ、ザラなどは、グローバル市場での圧倒的なブランド力と多国籍展開が特徴です。高級ブランドやスポーツウェア、ファストファッションなど幅広いセグメントで展開し、デザインやマーケティングにも多大な投資をしています。一方、日本のアパレルメーカーは、ユニクロをはじめ、シンプルで機能的なデザインが強みです。特に「品質」と「技術」に焦点を当て、ヒートテックやエアリズムのような独自の素材開発に力を入れています。また、日本企業は国内市場に強い一方、海外展開では世界的ブランドに比べると規模が小さく、地域ごとにきめ細かい戦略が求められる点が異なります。

By Mr.Thanks

大手アパレルメーカーで30年間勤務し、国内では営業・商品企画・事業企画・他社とのコラボレーションを推進する部門、そして約14年間で海外にて2カ国の法人社長を経験。その後、経営コンサルティング会社に転職し、アパレル以外のビジネスの知見を深め、現在は、コンサルティング会社を起業し、本業に加えファッション系の専門学校で教示している。アパレル業界を目指す全ての方々に実践的なノウハウを伝授したいと思っています。